初映画館で北野映画。
首に執着する者とそうでない者。
おもしろかった〜。
戦国版アウトレイジ。ではなかったな。
コメディが多めでビートたけし映画だった。
豪華で壮大な戦国コント。
特に秀吉、秀長、官兵衛、曽呂利あたりの会話がおもしろい。家康訪問後の会話笑ったし劇場でも笑いが起きてた。
曽呂利のセリフであったように、みんなアホなんだよな。時代劇って割と真面目で厳かなイメージがあるけど、そういう面をぶっ壊してくれて最高でした。
笑い、男色、バイオレンス。
笑い以外にもこれまでの時代劇のイメージを壊してくれる。
あんまり直接的に描かれてこなかった武士同士の恋愛と血まみれの描写をめちゃくちゃ見せる。
本当の戦国時代ってこんな感じだったんかなぁ。
血は座頭市の時みたいなCG。
魔王みたいな信長の解釈も最高だった。
時々昔の北野映画っぽいカットもあって嬉しかった。
予告でも流れてた死体だらけの俯瞰と、信長の書状を読み上げた時のそれぞれの紹介カット。
あとは役者さんが豪華だなぁ。
エンケンさんに刀食わせたり、西島秀俊をボッコボコにしたり、豪華俳優陣をむちゃくちゃにするの最高だったな。
岸部一徳さんの利休がめちゃくちゃ怖くてよかった。関西弁の怖さ。
あとキム兄も良かった。キム兄のコメディ感とバイオレンスの掛け合わせに、北野映画のエッセンスが詰まってて良かったです。
おもしろかったー
