北野武監督作品を初めて見た。戦国時代ということで気になり見てみた。こんなにも面白いとは思わなかった。グロさと男色が主に際立っているかなというのが印象的であった。
最初のシーンからもう心をつかまされた。思っていたよりグロくてもげた後の体も方も損壊具合が派手でなくちょうどいいなと思った。
この映画の主人公と言える人がたくさんおりどの人もいいが、裏の主人公は木村祐一さんかなー。一応芸をやる人だがお金でなんでもやる人でもある。彼の立ち回り方や流れを読み解く力・予測力が素晴らしい。
エンケンさんや勝村さん、岸辺さんが出ているけど、もうドクターXでの彼らをみているので脳内でドクターXでの絡みとしてみている感覚になる。
北野武さんのセリフでちょいちょいアドリブだろみたいなシーンがあるが、さっさと死ねよと言った時は思わず笑ってしまった。その後に言い直すけどもう遅い笑。ストレートではっきりとしているので観ているこちら側もモタモタせずにスッキリして見れる。他の映画だったらラスボスの決戦を少し間延びさせてその時間を長くするけど、北野武はすっとやってくれるので見てて気持ちいい。
色々笑えるシーンもありそれに踏まえて豪華メンツでしっかりと固めてきているので安心してみれる。久しぶりに邦画でここまで面白いなと思える作品だった。ぜひ見てほしい。
2023年111本目
