首のpeplumのネタバレレビュー・内容・結末

Twitter見る感じ賛否両論みたいだったけど自分はかなり好きだった。
新解釈戦国史って感じでノリノリだった。みんなアウトレイジを期待しすぎだと思う。アウトレイジ最終章の感じから言ってもああいうギラギラをやるモチベはなさそうだと思ってた。
自分が1番期待していたのは芸人界の頂点に立つビートたけしをしてホモソーシャルの毒気をどう料理するのかということ。
まさかその回答が真正面からのボーイズラブでくるなんてね…。村重に信長がチューしだした時にやられた！と思った。この手があったか！という驚きで嬉しかった。
村重-光秀-信長の三角関係ドロドロしてて好き。蘭丸や信長に見立てて殺しをやって発散してる光秀倒錯してて好き。

世界広しといえど加瀬亮を信長に出来るのは北野武だけ。絶対に関わり合いになりたくないキレてる感じも怖いし、本人も自覚的なところがまた怖い。意図的に何言ってるか分かんないセリフなのもまたよかった。
武将チームはみんなナイスキャスティング。光秀西島秀俊、村重エンケン、秀長大森南朋、官兵衛浅野忠信。特に秀吉チームはトリオコントをやっていて楽しそうだった。大森南朋はアウトレイジ最終章でもコンビだったしよっぽど相性いいんだろう。
劇団ひとり、岸部一徳、大竹まこと、中村獅童、アマレス兄弟（エンドロールでわかった）よかった。
寺島進や津田寛治といったいると嬉しい面々も見れてよかった。
光源坊のキャスティングもアウトレイジの会長役みたいな北野武だから連れてこられた感があってよかった。
30年前だったらこのキャスト揃ってないだろうしいいタイミングだったと思う。

しいていえば柳島克己撮影じゃなかったことと久石譲でも鈴木慶一でもなく音楽岩代太郎だったのはちょっと寂しかった。

首なんてどうでもいいんだよというラスト、肩の力抜けててよかった。