dm10forever

首のdm10foreverのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.3
【風雲、たけし城】

「不定期開催dm的映画祭」の3本目はこちら「首―KUBI-」でした。
まぁ本日のメインディッシュといっても良いですわな。
今回の映画祭はこの作品の上映時間を軸に他の作品を合わせたといっても過言ではございません。

ってなくらいに期待していたんですが・・・。
面白い!
これは好き。
たけしがやる時点で普通のお話にはしないんだろうな・・・って気はしていたんだけど、ある意味では歴史(史実や伝承)に忠実な部分でもあり、そこに独自の「遊び」や「毒」を混ぜるっていう「らしさ」もやっぱりあって。

これって「歴史的事実」を使った壮大なコントとも取れるんですよね。
いや、語弊があるな。
決してコメディではないんだけど、彼らがマジメに演じれば演じるほど、どんどん「ドツボ」にハマっていく様が可笑しくて・・・。

福田雄一が「三国志」を弄ったのとは似て非なるもの。
歴史という「変わらない事実」を弄ってそこから笑いを生むという事が、単に茶化すことではないという事を福田雄一はもう少し勉強すべきだと思ってしまった。

とにかく最初から最後まで「首」に拘り続ける今作。
群れのトップが首(首長)ならば、お役御免もクビ(リストラ)である。
さてさて、どちらに転ぶも時の運・・・

続きはネタバレも含む故、フィルターをかけて本丸にてお待ちいたすでござる、ニンニン。
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