みんなが大好きな主役級のイケオジ俳優が勢揃いサムライJAPAN。鑑賞後「誰がよかった？」「どのシーンがよかった？」「あの役は誰々の方が良かったよね！」などなど居酒屋で大いに盛り上がれました。たけしのアウトサイダー精神で人を見抜く能力が秀でてると思うんですがそれを存分に発揮したキャスティングだと思いました。
紀里谷監督の『GOEMON』に出てた千利休が伊武雅人だったんですが当時「利休は絶対岸辺一徳だろーーー！！」ととても残念だったのですが今回夢が叶いました！
岸辺の利休が見られただけでもこの映画大満足なんですが「このシーン見られただけで大満足！」みたいなシーンがたくさんあるのもこの映画の特徴ですね。
冒頭の映像の綺麗さにやられました。
掴みがほんとに秀逸で、開始数分で「あ、この映画はここまでやるんだな」というこの映画が許容する過激さの範囲や美意識や力量を教えてくれます。素晴らしい導入の仕掛けだと思いました。映画というメディアがあって良かったとさえ思わされる美しさでした。
豪華俳優陣の中でも僕は役者小林薫が大好きなのですが彼の持ち味を100%出し切った役柄で最高でした。
好きな俳優が何人も出てたのでそれだけでめちゃくちゃ楽しめました。
加瀬亮扮する信長も最高でしたね。荒れ狂う加瀬亮が見れるのは北野映画だけですね。たけしのオリジナル発明だと思います。これも見どころのひとつ。
角川映画の『魔界転生』や『里見八犬伝』を思わせるシーンがありましたがマジリスペクトでした。
BGMは特にないような気がしました。合戦では効果音がガンガン鳴りますし会話も映像も楽しいので音楽なしでも全然間がもってました。弓矢の音はめちゃ良かったです。
たけしらしい気負わずリキまず。たまにふざけた雰囲気もあり良かったです。
