世界の北野武監督が描く"本能寺の変"は戦国史を破壊する超・衝撃作‼︎
狂ってやがる。
30年前から構想していた北野版〝本能寺の変〟は、あの巨匠・黒澤明監督も「傑作になるだろう」と期待していた話。
状況を読みながらうまく立ち回っていく秀吉を監督自らが演じ、弟秀長役の大森南朋と黒田官兵衛役の浅野忠信とのアドリブを交えた絶妙の間で笑いを誘う。加瀬亮がエキセントリックな信長を、複雑な光秀像を西島秀俊が体当たりで表現し、一筋縄ではいかない圧巻の愛憎劇が繰り広げられる。
予告を観ると戦国アウトレイジを期待するが、裏切り、野望などのバイオレンスだけでなく、男色や歴史に対するビートたけしの漫才を彷彿とするボケとツッコミ満載の映画。