鹿

首の鹿のネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

戦場において洋の東西も時代も問わず、男色というのはまぁ普通にあったんだろうけど、当然みたいな顔をしてここまでストーリーの全面に出してくるのは珍しいのか。皆さん副題は「おっさんずラブ~天下取るのも色仕掛け~」だと思ってらっしゃるのでは。エンケンさんのキュルキュルした涙目にみつめられて、ついついほだされる西島さん。命乞いのために信長に「お慕いしています!」と告って、自分になびかない西島さんへの愛が拗れて憎さ百倍になってた信長を一発で籠絡したり、西島さんは大変そうだ!誰も信じられないタマ(首)の取り合いの果てに生き残った子孫である現代の我々に、そりゃいい人なんかいないよなぁ~と、こういう歴史ものを見ると、誰かがそんなようなことを言ってたことを思い出す。徹底的に「女」を排除したつくりのなかで、柴田理恵が紅一点(?)光ってましたね。
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