時代劇版アウトレイジかと思いきや壮大なBL映画でした。
戦国武将達のラブロマンスが実は戦国時代を動かしてました、っていうぶっ飛んだ設定ですが妙に納得してしまう不思議さが。
(実際に男色みたいな概念はあったし)
本能寺の変はベタにいくつも描かれているけど(人生50年〜てやつ)、今回そんなカタルシスはなくそれがものすごくカッコいいし、過去作で人種差別っぽいトコもある北野作品ですが黒人のヤスケがバッサリいくのはそれに対するアンチテーゼなんでしょうか。
首・首・首と首に取り憑かれている奴らだらけなのに最後の首オチはさすがたけし監督でした。
追記
珍しく見る映画を決めてない様子のおばさま2人がシネコンのポスター前で
「首」→時代劇は難しそう…ゴジラにする?
「エクソシスト」→A面白そうB最近こういうの苦手
「よく知らん邦画」→〜さん出てるんだ!
みたいな会話をしてて何観るのか気になってたら、首のスクリーンにいてちょっと笑っちゃいました。
エンドロール後なんか楽しそうに喋ってるの見て、複数で観てあーだこーだ言い合う映画にもってこいの映画だなあと思った次第。