眠る猫

首の眠る猫のレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.0
うーん
構想30年の戦国コメディ映画だった

好みか好みじゃないかと言われれば好みではない
コメディと思えば許容
せっかくの豪華キャストなのだから真面目に演技でクスッとできると思うけど
コメディに振るなら、寺島さんとか良々さんとかみたいにもっとコメディでも良かったのに
秀吉、秀長、官兵衛のシーンはアドリブもあったのか笑ってるように見えたけど、それが逆に中途半端で浮いてみえた
福田作品みたいに思い切り笑いに振り切れるわけでもなく、真面目な芝居で脚本で笑わせるわけでもなくという感じ

公開前に言っていた、大河みたいに綺麗じゃないというのは首を刎ねるシーンをたくさん入れたということだったのか
好色を入れたということなのか
命が今よりも軽んじられていた時代ということだろう
色々と思っていたのと違ったけど、そういう路線かと思えば途中から楽しく見れた

中村獅童はさすが
こんな中村獅童どこかで見たなと思ったら、大河の新選組!の時の中村獅童だった

曲が良いと思ったら、やはり岩代太郎さんだった

今回の伊賀越えも面白かったけど、真田丸で伊賀越えのハードルが上がったのは間違いない
罪深き三谷幸喜

秀吉はたけしではない方が良かったのではないかとずっと思いながら見ていたけど、ラストカットでたけしが秀吉を演じる意味がわかった気がした
ラストがこの映画の全てだと思う
眠る猫

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