北野武が本能寺の変を描いたらどうなるか。
とりあえず、武は大河ドラマ嫌いなんだな、っていうのは凄く伝わってきました笑。
タイトルが「首」の時点でお察しですが、最初に首なし死体のカットから始まるし、最後も首で終わります。
何とも景気よく首がポンポン飛ぶし、黒塗りにしたりせず、ちゃんと女子供も関係無く生首が飛ぶ様を惜しげもなくみせてくれます。
そこまでバイオレンスにしなくても…と思いますが、ここまでやられると逆にグロさや痛々しさは感じません。
戦国時代ってやたら美化されてるけど、よく考えたらそちこちで戦争やって人がばんばん死んでる時代の倫理観って現代の倫理観に照らし合わせたら大分バグってるし終わってるよねっていうのは、言われてみればた、たしかに…となる部分もあり、全体的にギャグはもちろんあるのですが、決して不真面目な作品では無い。
アウトレイジを期待すると、間の抜けたどくとくのテンポ感に肩透かしをくらうかもしれませんが、いや全然面白かったよ、という感想です。
