Kaz66

首のKaz66のレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.7
色々なゴタゴタの末に公開…。
なのであまり期待してなかったが、思ってたよりも面白かった。
戦国時代、「本能寺の変」の新解釈というテイだが、その辺のストーリーのリアリティよりも、『ホモソーシャルの中のハラスメント的ホモセクシャル』その上での『権力継承』を“笑い”として“アイロニー”として描き出す、北野武らしい作品でした。
相変わらずの北野組+数名の新参者によって、プロットの中でタケシをどう喜ばせるか(笑わせるか)や“首”にまつわるオチを巡っての真剣演技が炸裂。
介錯の際のCGがとても自然で素晴らしく、作りモノに見えずに怖かったです。
そして何より、加瀬亮くんの狂いっぷり!圧巻でしたー。
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