キラ

首のキラのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.8
まあふつうに面白いし目当てのものは十分見られたから(西島秀俊のゲイセ)いいんだけど
俳優の年齢が合わなすぎる
あの秀吉はどーーーしてもたけし本人がやらんとあかんかったんかい
史実では30代の家康を70代の小林薫がやって、かつおなじく70代のたけし演じる秀吉に「たぬき爺」ていわれてるのはおかしいー

でも死生観というか秀吉のそこはかとない冷たさがセリフの端々からよく伝わる
光秀に秀吉が吐いた、
「荒木なんぞは殺してはどうでしょう」
このセリフがめちゃくちゃこの世界の秀吉をよく表してる

また、官兵衛との雑談で荒木の説得にいって足を悪くした彼への「助けなかったけどな」の軽さも。
いっさい悪いと思ってなくて人をなにかの道具、パーツ、仕組みの一部としか捉えていない妙な割り切りが解る

映画のオリキャラ全員死ぬのも希望がなくて良い
キラ

キラ