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首のrecoのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.9
面白い映画度 ★★★★☆
笑える映画度 ★★★☆☆
深い映画度  ★★★☆☆
泣ける映画度 ★☆☆☆☆
良い映画度  ★★★☆☆
北野節映画度★★★★★★

北野節炸裂の戦国絵巻。

まず率直にアウトレージのフォーマットに戦国時代を当てはめたような映画に私は感じました。
簡単に人は死んで行くし、権力の為なら手段もいとわないと言った感じの世界観。
そこに得意のブラックジョークを交えた演出で、ちょっと面白おかしく描いてあります。
ストーリー展開としては、冒頭からどんどん首チョンパが始まり、最後までずっと首がちょん切られます。
でも題名が首なんだからそれは仕方ない。
基本的には首にまつわるエピソードなので。

ストーリーとしては本能寺の変を中心に、北野流解釈を織り交ぜたような内容で、個人的には残酷なシーンよりは、度々出てくるおじさん同士のベッドシーンの方が辛かったです。
個人的に印象に残ったシーンは、清水宗治の場面と家康に秀吉が頭を下げる場面かな(笑)
見たら分かります。
あっそれから影武者も面白かったかも!

あと最後に登場人物をふと全員思い出してみたけど、誰一人として善人がいなかったような気がしました。
恐るべし北野映画。

あんまり期待しないで鑑賞したら意外と楽しめるとと思います!
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