このレビューはネタバレを含みます
※荒木村重が謀反を起こして1年後の1579年から、本能寺の変が起きた1582年の3年間が舞台。
観ている時はもっと年数が長く感じたが、それだけ内容が濃い作品だったのかなと思った。基本的には戦国武将や家臣の群像劇で、特にテーマ性(首くらいか)はないが、それでも十分に楽しめる内容だった。
タイトルが『首』なので、斬首シーンは多めだった。
歴史上の人物と役者の年齢について、本来なら違和感のあるキャストでも、不思議と観ていて気にならなかった。
個人的には、秀吉・秀長(弟)・黒田官兵衛のやり取りが、軽妙で中々良かった。
あと信長のチンピラぶりというか、パワハラが今まで見たことがないくらいエグかった。
史実だったのだろうけど、ポリコレ要素が雑にぶち込まれていて笑った。光秀と村重のラブシーンとか誰得だよ…
本作に限らず、本能寺の変において秀吉が黒幕ぽい描かれ方が、近年増えているように感じた。
ラストの終わり方は、バッサリしていてインパクトがあった。