RYUJI5471

首のRYUJI5471のネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

期待せずに劇場に見に行ったが、はっきり言って度肝を抜かれた。

アウトレージの戦国武将バージョンとも言えると思った。

農民の女、子供まで首を切られまくる残虐なシーンには目を覆いたくなるくらいだったが、人間の欲望の究極の形がこれなんだろうと思った。

最初からラストまでに何人の首が斬られまくっただろうか。ほんとヤバすぎる!!

全体的に無駄なシーンがほとんどなく、もの凄く計算され尽くして撮影されているのが容易に推察できた。

特にキツネ面の女性2人を従えたホーキング青山氏演じる白塗りの太った怪僧 光源坊のシーンと能楽のシーンとががあまりにも怪しかった。とにかくその怪しさがよかった。そういうのが好きな俺にとってはもうたまらない。

個人的な感想だけど、北野武の本作品は黒澤明の乱や影武者を超えたなと思った。

久々に本物の映画を見た感じがした。

超お薦めの作品。

北野武の "首" 。
RYUJI5471

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