ともちん

首のともちんのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

北野武監督最新作「首」
北野氏が自ら監督/原作/脚本/編集/出演もした今作
豪華キャスト陣を迎え、本能寺の変の前日譚から明智対豊臣の戦までを描いた。

        撮影
今作は、何も言えないほどのとてつもないカメラワーク。
漏れがなく、お客が自然とストーリーを終えるキャメラ。これこそ映画人のとしてのカメラワークである。素晴らしかった。
また今作は撮影だけでなく臨場感のある音がとても良かった。戦のため引き絵が多かったので、現場で音は取らず、おそらくフォーリーだと思うが素晴らしい出来だった。

そして、カラーグレーディングもとてもよく、繊細でありながら少しジャンクさもあるとてもいいグレーディング。

        演出
北野監督らしい淡々と物語は語るのだけれど節々にあるコミカルさがとても良かった。
コミカルに物語を流すことにより、2時間がとても一瞬だった。
しかし、最後の終わり方が個人的にはちょっとと感じる部分はあったが、それもらしさと言えばらしさ。
ともちん

ともちん