本作でアントワーヌを演じるMB14を初めて知りました。
寿司屋で働きながら趣味としてラップバトルを楽しんでいる、決して裕福とはいえない主人公が偶然オペラと出会い、声楽に目覚め成功に向かって努力する過程の悲喜交交、ですね。
観賞中、MB14がオペラを歌うシーンがあって吹き替えかと思いきや、本当に歌っていたんですね。もちろん本職の声楽家のような音圧はありませんが、声の質、歌唱力ともに素晴らしいですね。秀逸なヒューマンビートボックス奏者（？）なので、再現力が驚異的です。オペラ教師役のミシェル・ラロッックと共に受けているインタビューで即興で歌っているのがYouTubeで視聴できます。
オペラ座が荘厳で素晴らしい。パリに行きたくなります。
（2023年12月 U-NEXTにて鑑賞）
