1時間弱の作品なので、コンパクトにまとまっていてかつ王家衛の良さもそれなりに味わえる丁度良い作品だった。
仕立屋が主人公なので美しいチャイナドレスを今作も見ることができるが、ヒロインがそれを着ている全身の姿は意外と少なく、主人公が気持ちをこめて服を黙々と作ることしかできない不器用さ、真っ直ぐさを表しているのかなとか思った。
メロドラマ風の音楽が無くてもいいなと感じてしまった。
結構直接的な官能的な描写があったのが意外だった。惚れた女がちまき巻いてる手を想像してちまき食ってるシーンとかはやや面白くなってしまった。