このレビューはネタバレを含みます
世界の境目をキリエのうたが乗り越えていくような映画
キリエの曲だけじゃなくて、全ての音楽は人と人との境目を越えることができるって言われてるような気がした
人と人とはどう頑張っても分かり合えないし乗り越えられない壁があって、法律とか仕組みでさらに分断されて、交わらない価値観があって、出会ったり恨まれたり別れがあったり、
そういう一つ一つの出会いが奇跡でもはや運命づけられてるものだっていうのが、フィクションじみた展開を通してわかる、体でわからせてくれる
これこんな歌詞よくみるけど、そんなんじゃ響かなくて、毎日綺麗な気持ちになんてなれないけど、岩井俊二は思い出させてくれる
そして現実すぎるところがとてもいいー
