Kaz66

キリエのうたのKaz66のレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
3.7
アイナちゃん、スゴかった。
岩井俊二監督×音楽:小林武史としては、
スワロウテイル(CHARA)、リリィ・シュシュ(Salyu)も良かったけど、アイナは役者としてもシンガーとしても更に輪をかけてスゴかったと思う。
でも映画としては…、そんなに刺さらなかった。
映像は美しかった。他の役者さんの演技も良かった。
(僕が“清掃員”だからかもしれないが…)
BiSHのアイナとkyrieを比べると全然アイナの方を追いたくなるし、楽曲もBiSHの曲の方が胸に刺さる…。
東日本大震災からの”13年の物語”という中に、別れと出逢い/恋物語/社会問題…がまぶされているが、その描き方もピンとこなかった。
若い子には届くのかも知れない…。
僕がオジサンだからなのかも。確かに自分自身が若い頃に観た「スワロウテイル」「リリィ・シュシュ」はちゃんと刺さった。
でもその時は、岩井監督も小林武史さんも、まだ若かった…。
今作でオジサンが1番残ったシーンは、、
七尾旅人とるか(キリエの幼少の妹)が大阪の路上で“うた”を練習する/一緒にうたうシーン。
あのくだりはグッときました!
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