このレビューはネタバレを含みます
鑑賞後、嘘偽りなく感じたことをメモに書き留めたので、そのままコピペしてます↓
岩井俊二の世界観にどっぷり浸かれる。
個人的に長尺の作品は敬遠しがちなのだが、本作は長く感じなかった。(飽きを感じさせない満足感)
＝脚本と時間軸(多層的な進行)の明快さ、カメラワーク、音楽◎
長尺なことも含めて、映画体験ができた。
精神を消耗する様な描写があるためか、余韻に浸れた。
劇場で観ること+前情報を入れない状態で観ることを推奨したい。
友人または大切な人と観ると、色々と更に膨らみそうで羨ましい。
違和感
震災を取り入れること＝極論お涙？(しかし実際に起きた震災であると、見る側の感情移入するハードルが下がるため、利点になる)
・キリエがよく歌っている(路上主義の際も歌っていた)曲が、くるりのRemember meすぎて終始モヤモヤ…(おそらく主題歌)
有名な曲なのに、何故制作陣は何も施さなかったのか。
・警察沙汰の件…許可証は取ろうよ+キリエの歌声には"行政をも抑止する力がある"かの様にも感じ取れる。＝キリエを神格化する様な演出が腑に落ちなかった。
警察が関与してくる描写いる？何のメタファー？蛇足でしかない気がする。
・いっこの罪は？(いっこ側の描写は少ないため、何とも言えない)
ここまで長文な時点で、そういうことです。総括して、絶対に観て良かった作品でした。
2023 '70
