癒えない傷も、
愚かな罪も、
全部受け止めて寄り添ってくれるような、
優しさに満ちた作品でした☺️
アイナ•ジ•エンドの歌声が、
もうほんと心に沁みすぎた。
赦しを請うように、
祈るように、響いてくる。
彼女が歌うたびに、目に涙が溜まる。
最初は、
引き裂かれるような孤独を秘めた、
痛みを感じる歌声だったのが、
少しずつ優しくなり、逞しくなり。
最後には、
希望を帯びた明るい歌声だった気がする。
キリエ、ルカ、イッコ、夏彦。
歌声と共に綴られる4人の13年の物語。
時系列が巧みに切り替わるおかげで、
3時間という長尺も
飽きずに観ることができた。
青に染まるキリエと、
七色に変化するイッコ。
アンバランスなふたりの、
雪のように無垢な友情が、
危なっかしくも美しかった。
キリエ•憐みの讃歌