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キリエのうたのkaoのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
4.2
ただただ美しい、そして残酷な映画だった。

皆ただ今を生きて、見えないだけで様々な葛藤があって、いきなり幕を下ろされるような目に遭うこともある。
路花も真緒里も夏彦も、希も。

真っ白な雪原のシーンを見て何となく「ユンヒへ」を思い出した。
あの肺の奥まで冷えるような冷たさを知っている私にはとても尊く、美しかった。

撮っているが上映されていない部分がかなりあるということで、いつか完全版が観られたらいいな。
とりあえず原作をじっくり味わおうと思う。

ところで「福田村事件」に続き、この作品でも松浦祐也さんのインパクトは凄かったです(登場した時はジョイマンの高木さんと見間違えた)
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