《時間と想いを全力でこの歌に乗せてー。》
岩井俊二監督作。
今まで何と無く苦手意識が勝手にあって、一作も観てこなかったです。
主演は元BiSHのアイナ・ジ・エンド。
基本アイドルはあまり聴かないですが、BiSHは曲が良すぎて何曲か聴いていました。
特にこのアイナの歌声が素晴らしいなと思っていました。
そこで興味持って観てみようかなと。
いやぁ、良かったです。
話の構成とか、進む方向が良いように裏切られました。
話が4つぐらいの時間をシャッフルして作られています。
この構成がまず面白かったです。
普通に進んで回想はさんでだったら三時間の長尺はキツかったかも知れません。
更にそんな方向に話が行くのかと。
松村北斗が出ているのも相まって『すずめの戸締まり』だなぁーと。
結構重い展開が待ってました。
とにかくキャストが素晴らしかった。
アイナ・ジ・エンド。
歌い始めると鳥肌が立つほどの歌声。
彼女の魅力と、この映画のマリアージュっぷりが尋常ではありませんでした。
観た人にとんでもない余韻を残してくれます。
広瀬すずもひっっさしぶりにスクリーンで観ました。
いや、やっぱり可愛いな(笑)
『お前はエブエブの娘か!』ってくらいにシーンごとで髪型が違うのが面白い。
コスプレみたいな髪型も可愛いのに、何もつけてない通常が一番可愛いのはどゆこと?
とにかくちょい役みたいなのも豪華なキャストでした。
あの狂気満ちた人は『岬の兄妹』の兄ちゃんか…
3時間と言う長さを感じさせない力のある作品でした!