せり

キリエのうたのせりのネタバレレビュー・内容・結末

キリエのうた(2023年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

うーーーん一言で言うと、何を伝えたいのかごちゃごちゃでよくわからなかった。

震災で母と姉キリエを失くした少女ルカを中心とする話。2011年(震災)、2015年、2023年の3つの時間の話が並行して進んでゆくため非常に観にくい。
2010-11年 仙台
キリエ高2は夏彦高3の子供を妊娠する。そんなとき震災が起こり、ルカはひとりぼっちになる。
2011年 大阪
ひとりぼっちになったルカは、夏彦が大阪の大学に進学すると聞いていたことを頼りに大阪へ。だが夏彦は宮城にいて、ルカは、一人で古墳の公園で暮らしていた。近所の小学校の先生が保護してくれ、夏彦に連絡がつく。ルカを育てようとする夏彦だったが、警察に通報するとルカと引き剥がされてしまう。

2018年 帯広
高校生のルカは帯広の里親の下でくらしていた。夏彦が帯広の牧場で働いていると知り、ルカは夏彦の家に入りびたるようになる。里親のもとにもどり進学するようにと、二人はまた引き剥がされる。広瀬すず演じるイッコとは帯広の高校時代に夏彦がイッコのカテキョになったことで、仲良くなる。

2023年
新宿の路上にいるルカをイッコ発見。ルカを売り出そうと奮闘する。ルカ徐々に認められてくるが、イッコは結婚詐欺師であり警察に追いかけられて姿を消す。イッコはふらりと戻ってきて、二人で海に行ったりする。路上ライブのアーティストを集めたフェスが開催され、それに参加するルカ。ルカの出番の直前に警察がきて、騒音が迷惑だから辞めるようにいうが構わず歌う。イッコ花束をもってライブ会場に向かう途中で詐欺にかけた男にさされる。

最後のシーン。高校生のイッコとルカが、雪の中お参りするシーンで終わり。

岩井美学はやっぱ好きだし、路上ライブフェスのシーンのぐちゃぐちゃな感じとか、あとはイッコという人物もすごく魅力的だった。
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