見慣れた平凡な東京の街並みを美しいと再発見させてくれたことに感謝。
日本のトイレ建築すばらしい。
なんとなく聴いたことがある音楽たちを、映画を通してじっくり向き合うことになるの好き
後輩が仕事を急に辞め、2人分の仕事を押し付けられ、いつもの仕事終わりのルーティンができず、帰宅後すぐ寝るはめになった日のこと。本当だったら1日は長くて、心に余裕を持ち、やりたいことを好きなようにやり、人と心を通わせ、自分を取り戻す時間を持てたはずなのに、それを奪われたときの腹立たしさはとてもわかる。
役所広司を画面いっぱいに見続けても飽きがこないのは監督の手腕か、本人の渋みか。
モーニングルーティンでも、土日のルーティンでも、一見変わり映えしなくて退屈なんだけど、疑いもなくせっせとそれらを無心にこなしてる精神状態は結構良かったりする。
こんなに日常の風景なのに、ささやかでもキラめいて見えるのは、ヴェンダースの目を通して世界を見させてもらってるから。