Monisan

PERFECT DAYSのMonisanのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.0
観た。

フィルムで撮ったのかな。
東京の見慣れた街がほっとする。

役所さんのトイレ掃除の仕事っぷりが心地よい。そこからの銭湯に入り、浅草駅の地下の飲み屋でいつものお酒を一杯。寝る寸前まで読書をする。
それだけで充実している完璧な日々。
何でも無い一日がとても幸せだと感じさせてくれる。

突然同僚が辞めてしまったり、カセットテープがきっかけで女の子に少し好かれたり、メイ(中野有紗)が家出してきたり、妹と対峙したり、父の事を思い出したり、行きつけの小料理屋の女将の事を少し知ったり、おじさん同士で青春してみたり。些細な変化も人生。
それらの後の最後の役所さんの表情のヨリ、絶妙な表情素晴らしかったし。ラストの東京の地平線、感動した。

飲み屋のTVに丸が大写しになった瞬間ニヤッとしてしまった。

田中泯、アオイヤマダ、とても良かったな。

ヴィム・ヴェンダース、脚本・監督
Monisan

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