浅草駅地下の飲み屋では隅の席に追いやられ、行きつけのスナックには通いづらくなり、どんどん居場所のなくなっていく役所広司。更地を前に「ここなんだったっけ？」に自分を重ねてしまう感じ。すでに失った場所である妹を抱きしめる。それにしても役所広司ってこんなにイケオジだったっけ？となる二時間。銭湯で裸体を見ると見事にお爺ちゃんでギャップがすごい。
首都高速に未来を見る。『惑星ソラリス』じゃん。寝るたびに挟まれる夢のイメージがむっちゃカッコいい。
スカイツリーの塔としての魅力には抗えずとも、究極的な格差の象徴として聳え立つ。こんなのが2本もあるトーキョーって異常な気がしてきた。
