このレビューはネタバレを含みます
貴方はいま生きている
貴方の影はそう言った
貴方の影を踏みましょう
貴方の生をよろこびながら
貴方の影と、私の影
別の世界をもつ影も
ほら、いま重なった
貴方のなかに私が隠れて
私のなかに貴方が隠れた
貴方の影が少し濃くなり
私の影も少し濃くなり
ちょっとゆらゆら
ちょっとさわさわ
優しくやらかく
よろこびあってる
そしてまた互いの場所にもどるの
死を知るものは、より生を活きるのだから…
ホームの無い泯さんはどこでも息づく木
アヤの切れ味と居心地を知る感じ
兄の前所在なげに佇むケイコの寂しさ
ママの可愛らしさと厚み
「朝日のあたる家」かぁ〜沁みる〜
タカシの耳👂ね
キーパーソンのニコ!ありがとう
追記。
良い作品はひとりで歩き始める
ひとりひとりに語りかけ、あらゆる顔を持ち、その人その人に寄り添いながら。
無限のストーリーをうちに蓄え、豊潤なる映画。
心に棲みつく映画です。