朝日当たる家
その影の長さ濃さ
人生は複雑に絡み合う
俯瞰して見れば世の中
その意中にひしめく個人の思いと幻想
どんなに争っても
どんなに憎しみあっても
またはどんなに幸福であれ
無常迅速
小津安二郎作品を49になって
はじめて鑑賞し本作を経由すると
なんとも奥行きがある感想を抱く
若き日に観た、
ダニーボイル監督の
トレインスポッティング然り、
そこでも流れたパーフェクトデイズ🎵
なんだか不思議と自分自身の歩みに
リンクしてきておぼろにジワリと感銘。
パリ、テキサスから
アメリカの友人
ベルリンと観続けた若い頃の記憶
その記憶もまた蜘蛛の糸の様に
繋がっていく感じ
ヴェンダース監督の表現は
更に深化しているなぁと
東京を舞台に
キャストの言葉でない演技と佇まいで
魅せてくれる素晴らしさ
僕もゴミ回収という業に生業を立てて
いる傍ら、ある意味リアルに響く
ストーリーでもあり
感謝すら感じる本作でした。