この映画が伝えたいことは理解できるし俳優さんも素晴らしかったけど、自分には合いませんでした。
・描くものと省くものの選択
トイレは観客が引かない程度の汚れしか見せないなど「こんな生活いいな」とギリギリ思える範囲でしか厳しさを描いておらず感情移入できなかった。ずっと春ならいいけど、冬とかとてもつらいと思う。描くものが映画のメッセージ優先で取捨選択されているのが気になってしまった。
・生活スタイル
外国人ウケがよさそうなテンプレにはまりすぎていて、本人の個性があまりみえなかった。ライフスタイル系雑誌の特集ぽい。
・露骨なプロモーション
背景を何も知らずに見ていてもこの映画はなにかの宣伝意図があるなと気付いてしまうくらい露骨だった。とてもノイズになった。「足るを知る」を押し付けられてるような気持ちにも、、
・キャッチコピー
解釈の余地を委ねてくれる映画が好みなので、映画が伝えたいことをコピーでストレートに書いてしまう映画は少し苦手。