今年ラストの劇場鑑賞作品が今作で良かったです。
心から。
東京でトイレ清掃を仕事とする平山(役所広司)
無口で仕事熱心。
そんな平山の同じリズム・ルーティンの日々を描く作品。
厳密に言うと違いますが、いわゆるだいたい同じ毎日の繰り返し映画。
こういった作品って、ほぼ監督の手腕と主演俳優の演技いかんで作品の善し悪しが決まると思っていますが。
そこは、そんな心配なんぞご無用なお2人。
元々の素材が良い食材はシンプルに食べるのが1番美味しいのと同じように(言いたいだけ)。
今更説明なんぞ不要な日本を代表する名優役所広司。
日本人より日本の良さを理解している気がするヴィム・ヴェンダース監督。
木漏れ日
朝日
夕焼け
夜景
光と影
ため息が漏れそうな数々の映像美。
画面から伝わる日本愛と小津安二郎愛。
監督に日本の観光PR動画制作してもらったら観光客もっと増える気がする( ≖ᴗ≖)
登場人物に余計な説明を加えないのも良い(主人公平山にさえ)です。
※役所広司以外の俳優陣は大物ですらだいたいチョイ役ぐらいですが
無言の間
風景の画
行間を観ている側に委ねる作品
これ系の作品の良さは、倍速で観ているなら絶対に分からないだろうなぁ笑
若い頃なら良さが全く分からなかったのに、歳を重ねたことで理解できることへの喜び(ㅅ´꒳` )
代わり映えのない日常の素晴らしさ
今まで大病を患わずに健康でいれることへの感謝(ㅅ´꒳` )
ヴィム・ヴェンダース監督が描く人生賛歌でした。
とりあえず。
音楽が良すぎて使われてた曲全部知りたい。
サントラ欲しい。
作中の言葉を借りるなら、、、
「Spotifyにないかな」笑
