misa

PERFECT DAYSのmisaのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
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今日も東京のどこかで、
平山さんは生きている

トイレの清掃員のおじさんの1日を
淡々と、静かに切り取った映画
ダイナミックな音楽も流れなければ、
主人公の平山さんも殆ど喋らない
大きな事件も起こらない、すごく静かな映画
まるで平山というトイレ清掃員の
ドキュメンタリーを観ているようだった

生きていると、毎日色々なことが起きる
平凡で単調な毎日だけど同じ日は1つとない
イレギュラーなことが起きることもある
日々のルーティンが崩される時もある
だけど夜には家に帰って明日の身支度をする
生活は続いていく
木漏れ日 横断歩道を渡る幼稚園児 踊るホームレス
日常の中にある小さな幸せを噛み締めながら
今日も生きていく

役所広司
別名 役者の神様
彼の作品を映画館で観るのは実は初めて
ただただ、圧倒された まさに神様
そこにいたのは役所広司ではなくて
平山さんそのものだった
台詞も殆どないのに
表情や佇まいで全てを表現している
本当に凄かった

いつかどこかで
平山さんに会えますように
misa

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