【ラストシーンで全て持ってかれた】
映画とドキュメンタリーを掛け合わせたような感じで清掃員の日々がこれでもかというぐらい何日も流れていくのだけど、途中さすがにちょっと長いかなと感じたぐらいに
この清掃員の生活はかなりルーティンで占められているようでなかなか職業柄か几帳面に丁寧にそのルーティンを日々こなす。
当然セリフ、というか会話も圧倒的に少ない
だから当然側から見れば変わりない日々を見せられてる感覚にはなるわけだ
でも、たまたまだけどこのこなしてる1個1個の作業が自分にはとても共感できるものが多くて没入することは容易だった
明らかに違うのは年齢感ぐらいかな？
今回なぜ役柄がトイレの清掃員だったのか、ここに結構意味があったような気がした
劇中でもこの仕事をしているシーンがほとんどで、
この仕事に対しての世間の目もしっかり表現されていた。
そこにポジティブな表現はなかったのだけど、それでも関係なくただ仕事を日々こなす。
そこに自分の日々のなんでもない生活をとても大事にしている印象を受けた
ただ、こんな感じで一辺倒で終わる映画ではなく、
ラストシーンではなんともいえないすごいシーンを持ってきてくれたのでやられた！という感じだったw
ここに関しては役所さんならではというか、今回賞を獲ったのも納得のシーンでした
【感情】というよくわらかないものの表現が伝わりまくりました
やっぱり役所さんはすごい。。。
