年内おそらく最後の劇場鑑賞作品。
トイレ清掃員の平山。
特別贅沢するわけでも無く、帰宅してから銭湯に行って馴染みの酒場で決まったメニューを嗜み、寝る直前まで読書をする。
朝は近所のおばさんの掃き掃除の音で目覚め、植物に水やりをし、家の前の自販機で毎回同じ缶コーヒーを買う。
そんな日々のルーティンを2日分見せられて、「ん？再放送？笑」とか考えてニヤニヤしているうちに平山の虜に。
朝、家を出て空を見上げる姿が印象的。
セリフも登場人物も最小限に留めているため、より役所広司演じる平山の表情が生きてくる。
終わりの約1分くらいの泣きの平山どアップは何を意味するのか、明確にはならないので、観客に委ねるってことかな。
相変わらず役所広司の自然な演技は素晴らしい。そこら辺にいてほしい笑
最後に気になった事をひとつ。
『家の鍵閉めて！』
