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PERFECT DAYSのhのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

今年のNo.1であることは明らか。
ヴィム・ヴェンダース作品の中でも役所広司主演作品の中でもトップかもしれない。
最後のシーンは役者冥利に尽きるであろうものだった。本当に素晴らしかった本当に。キャスティングもこれ以上無い。
映像も音楽も何もいやらしいものもなく自然で素敵。特にLou ReedのPerfect Dayは忘れられない。ラストのNina Simoneにも最大の力が宿っていた。東京でもこんなに素晴らしい作品ができるのだと感動した。



大きな変化はなくとも、1度として同じ表情を見せない木漏れ日のような日々を、差し込む微かな光のように小さな幸せを。
ビルが生い茂る東京にいるはずなのに、どうしてこうも自然に生きることができるか。
朝竹箒をかける人、銭湯で会う人、ただそこにいる人、名前も何も知らない人達、深く関わらなくとも何もないなんてことは無い。時と共に必ず変わっていくんだけれども、
変わらないものの大切さを木漏れ日をを浴びるように感じて生きる。
平山さん、あなたのように私も生きたい。
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