一日の終わりにフッと笑うか、胸がギュッとなるか。
そう感じさせるのは自分の世界と他の世界との交わりで、その交わりは、記憶を辿っても写真に残しても数えきれない。
終始無口無表情無個性のヒラヤマだからこそ、感情の機微とのコントラストが鮮明だった。
公衆トイレの清掃員という職業も含め、至る所に「日本」「東京」を強調していると感じた。その中で、フィルムカメラやカセットテープは今の日本の流行りを映し出しているわけではなく、日常に潜む幸せや寂しさの断片を切り取る「モノ」としての存在感があった(と思う)。
今度は今度、今は今