『PERFECT DAYS』を観て。
監督は『ベルリン天使の詩』『パリ、テキサス』などで知られるヴィム・ヴェンダース。
主演はまさかの役所広司。しかも舞台が東京各地のトイレ(トイレ!?)という異色の作品ですが、じんわりと沁みる良い映画でしたので是非。
ドイツ人監督ですがきちんとした日本映画です。
個人的に刺さったところは、小津安二郎を意識したカメラ/物語の切り取り方や、ベルリン天使の詩を思わせる白黒/カラーの移り変わりです。それとPinaなどのドキュメンタリーでも特徴的だった、言葉を極力削ぎ落とした表現力が凄まじかったです。
ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』あたりが好きな方には特にオススメです。