《退屈な日常ーにするかどうかは自分自身。》
今年初の劇場鑑賞。
Twitterで色んな方のベスト10を見ていたら結構この作品がランクインしていたので気になり観てみました。
不安だったのはヴィム・ヴェンダース作品だったこと。
昔からレンタル店でこの監督の作品はパッケージだけ見て『俺には合わなそうだな』と感じてスルーして来ました。
見てみた一番の感想としては作品としての出来は素晴らしかったです。
起承転結もなく、台詞もほとんどない作品。
渋谷区の公衆トイレ清掃員の日常をひたすら描いているだけ。
だけなのに、ここまで見れてしまうのが凄い。
普通なら飽きます。
でも監督の描き方や、役所広司の演技力で作品として退屈はしません。
ただ自分の好みではなかった。
やはり非日常こそが映画を楽しめると思っているタイプなので、
作品として評価されていることに何の文句もありませんが、
自分は単純に好きではなかったなぁと。
描き方がリアル過ぎて、
役所広司以外のキャラが出てくるとドキュメンタリーから映画に変わって見えてしまうほどでした。
後個人的に描いてる場所が結構近所かな?と思って親近感は湧いてました(笑)
今は自分の中では刺さらなかったけど、
10年後とかに見たらぶっ刺さってもおかしくなさそうな気はめっちゃしてます。