たむランボー怒りの脱出

PERFECT DAYSのたむランボー怒りの脱出のネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンで役所広司が日の出の太陽を見て泣くのは普段は木漏れ日を通して太陽のわずかな姿しか見ていない中で直視したことによるショックからだとしたらどうしよう。でも実は日の出は毎日起こる現象である以上この涙も毎日やっていることなのかと想像してみると凄い人だと思って勝手にちょっと怖くなる。影は合わさると濃くなるという理論への信頼も太陽との関連で考えるべきエピソードなのか。(太陽は1+1=1の世界など作るはずはなく1+1=2の世界こそが正しいという信頼。トイレ清掃の労働もその日綺麗にしては翌日汚れているという、1+1+1…をどれだけ続けても変わらない(+1してもすぐに-1が来る)世界だが、それでも1+1=2になるときが来ると信じること?でもそれは具体的にどういう事態なのか)