katy

PERFECT DAYSのkatyのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

平山さんが世界をみる目があまりにも優しくて、平山さんがみる世界が美しく愛に溢れていたから、ただ運転してるだけのシーンで涙がとまらなくなった。
苗木を愛でて、カセットで音楽を楽しんで、休憩中は木漏れ日の写真を一枚撮る。
銭湯の一番風呂に入って、いつもの飲み屋でごはんを食べて、眠くなるまで本を読む。
お休みの日は、いつもの写真屋さんでフィルムを現像して、1週間の本を1冊選び、小料理屋で少し贅沢する。
美しいものを美しいと感じて、小さな幸せに喜びを感じる、なんてすばらしい人生なんだろう。
自分の大切なことを大切にしている人の人生をみるのは心地いい。
仕事ぶりも丁寧で無駄がないからずっとみてられる。
舞ってるホームレスのおじさんや、購入した本に秀逸なコメントくれる本屋さん、うぃっす、ん、おぅで意思疎通できる写真屋さん。
街の人たちもすき。
カセットテープ聴いてみたり、フィルムカメラはじめてみたり、表面的に真似はできても、きっと辛いことを経験して、いろんなものを捨てないと平山さんの境地には辿り着けないことがわかるから、自分はせめて小さな幸せを見逃さずに、大切なものを大切にすることは真似していこうと思う。
観終わったあと、街や人がいとおしくみえる映画でした。
浅草の下町感ではなく、みなとみらいでイルミネーションきらきらだったけど。
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