たまらなかった。
よく刺さるとか刺さったとかいうけど、ゆっくり静かに心臓を貫かれた。
お爺さん監督にハズレなし説がさらに有力に。
パーフェクトってほんとそういう事だ。
と主人公の生活を見て俺は思うけど、人それぞれのパーフェクトがある事も知ってる。
この作品を観た人の多くが主人公に自己投影しただろうと思う。役所広司さんはどんな役もこなせるという領域を越えて無数の人間をいっぺんに演じたような神がかった状態だった。役者として究極かと思った。
なんでもない日常の自然の風景が実はその瞬間にしか訪れないもので、とてもかけがえなく儚く美しいものだと教えてくれる。
そして我々人間もその自然の一部だと感じさせてくれる。
ゴミのような呪われた時代ではあるが、中々どうして目を凝らせば美しいものはそこらじゅうに転がってるってゆうね。
人生万歳！
