【端的に美しい画。平凡な世界】
トイレが好きなので、東京のトイレ清掃員を軸に平凡と繰り返される日々を映した本作は、とても魅力的な映画体験でした〜
2019年に公開された『半世界』っていう静かな世界と裏腹に、揺れ動くヒューマンドラマを描いた作品が好きなんですけど、それを思い描いて鑑賞すると、それ以上に静かな世界に内包された小さな喜びと、日本という高度経済成長以降の”落ち着いた姿”が写されていました〜
別に日本に対する批判に感じなかったし、「あー共感しかないし、あるあるー」と、やけに情報量が少なくて空っぽな主人公に、自身を重ねる。というか乗り移る体験ができてよかったですね〜
メンタルが疲れちゃってたので、これくらい静かなのがオススメですね♪