せんちゃん

PERFECT DAYSのせんちゃんのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.2
役所広司がカンヌ最優秀男優賞ってことで見た。素敵で不思議な映画だった。この選曲で日本の風景が映ってるのが不思議な感じ。夢?だと思うけどモノクロのシーンが不思議な感じで洒落てた。最初、無口で気難しい人かと思ってたが、3人で車に乗って、楽しそうにアヤを見てる表情がなんとも愛おしくなって平山さんが好きになった。ニコとのエピソードで平山さんが大好きになったし、このエピソード好き。二人が同じような景色を写真に撮るとこや、同じカメラ持ってるとこ、海行けなくて「つまんない」とかではなく「今度は今度、今は今」って二人でむしろ楽しそうに言い合うとこ、なんて素敵な関係なんだろうって微笑ましくなった。エピソードの終わりに妹を抱きしめるシーンは、何があったか詳しくは語られてないけど、なんかグッときた。あと、いつもと違って、缶チューハイ飲むとこ。変わらないことなんてないって言う平山さんに驚いたし(変化を嫌う人だと思ってたので)、安心(事件起きないなって)した。影踏みのシーンはクスッとなった。あとキャストが濃い人ばかりでインパクトあった。特に田中。あんな変なオヤジいそうだけど、田中が演じたら芸術だろって感じ。日常を描く作品って途中で退屈したりだんだん飽きてくること多いけど、この作品は全く退屈しなかったし、最後まで楽しめた。平山さんが良いのか、役所広司が良いのか、監督が良いのかわからんけど、素敵な映画だった。見終わってとても良い気分で映画館を後にした。2回目も気分良く映画館を後にできた。
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