最近設置された渋谷区のデザイナーズトイレが舞台の話。
手際の良い仕事ぶりと素敵な日々のルーティンが見ていて楽しい綺麗な作品。
かなりきっちりしているのにイレギュラーは自然に受け止めて、それでも極端だと不快感を示す心地よいバランス感。
表情が本当に楽しそう。
あえてアオイヤマダさんにだけ触れるけども、以前観た作品に引き続きとてもインパクトがあって良い。
トイレそのものは新しくて観たことないものもあるけど、近所が舞台なので場所は大体すぐ分かりその意味でも楽しかった。
これは作品の話だけではないけれども、このプロジェクトで設置されたトイレは区内に17箇所しかなく、当然ながらもっと汚れたものも色々とある。
プロジェクトのPRがメインだから仕方ないとはいえ、渋谷を浄化しようとする区の方針と照らし合わせて、綺麗すぎる魅せ方から寂しさを覚えないこともない。
2024/1/5 kino cinema 新宿/シアター1
