サマータイムブルース

PERFECT DAYSのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.0
毎日普通に生きて生活していることを感謝したくなる映画
心に染みます
木漏れ日が美しい

平山(役所広司さん)は渋谷のトイレの清掃員
彼の朝のルーティンは
毎日決まった時間に起きる
布団を畳む
歯を磨く
髭を整える
苗木に水を与える
ユニフォームに着替える
決まった並べてある道具を取る
外に出て空を見上げる
家の前の自販機でで缶コーヒーを買う
ハイゼットに乗り込み、お気に入りのカセットテープを聴く

毎日これの繰り返し
部屋は整理整頓されていて、清潔
マメな性格であることが伺えます

他に彼の生活範囲は、近所の銭湯、コインランドリー、DPE屋、古本屋、高架下の定食屋、綺麗な女将(石川さゆりさん)の経営するスナック、などなど

石川さゆりさんがカラオケ歌ってくれるなら、スナック、絶対毎日通っちゃうんだけどな〜🎵、歌うますぎて惚れ惚れしちゃう

とても静かな映画で、劇的なことは何も起こりません
平山は無口で穏やかな性格
自然を愛し、周りの人々を観察するのが趣味です
「素晴らしき世界」みたいに実はヤクザで、いつかキレて暴れ出すんじゃないかと思って見ていたけど、もちろんそんなことはありません

平山は渋谷のトイレ担当で恵まれているなと思いました
都心の公衆トイレは、東京オリンピックで訪日外国人客が大挙して押し寄せるのを予想して、予算をかけて、和式→洋式に大改装しています
結局コロナで誰も来なかったことは置いといて、都心のトイレは綺麗なとこ多いです
なので掃除も楽だと思います

特に今回出て来たTHE TOKYO TOILETは(株)ファーストリテイリングの取締役であり、創業者の子息である柳井康治さんが発案した斬新なトイレなので、それは尚更だったと思います
都心から離れたとこはまだまだ和式が多くて、便器の端にミソが付いていたり、詰まっていたり、ゲロまみれだったりしますからね

あと、よく分からなかったのが、あのハイゼット、イエローナンバーだったので、会社所有だと思うんだけど、個人所有だと営業ナンバーで黒でしょ?
自宅近くの駐車場に置いてていいの?
普通は会社に出勤して、そこから車でスタートだと思うんだけど、もしかして、あのアパートも駐車場も会社所有の寮とかなのかな

それと、平山のアパートはスカイツリーのすぐ近くだから、住まいは墨田区か台東区あたりだとして、そこから渋谷まで首都高で45分くらい?下道でも60分くらいで大して変わらんと思うんだけど、高速代はETCで600円くらいか?往復1200円?毎回首都高乗って、今どきずいぶん太っ腹な会社だなーと思いました
まさか、平山が高速代自腹切ってるとは思えないし・・・

いや、まあ、どうでもいい話なんですけどね

スコアは10のうち8で!![タカシ(柄本時生さん)風に]
☆☆☆☆☆☆☆☆