カセットテープ、フィルムのカメラ、古本屋、銭湯、、、。
大都会東京にある昭和な暮らし、昭和な生き方。それらは今もなんとか生き残ってはいるけれど、、、ある意味贅沢な暮らしではあります。
淡々とルーチンが繰り返されるようで、そこにもさざなみは起こる(そのさざなみはちょっとあざとく感じないではないですが)。喜怒哀楽は存在する。それをセリフや独白ではなく表情で見せる。描かない過去にいろいろあって今の暮らしに行き着いたであろう説得力。だから力量のある方が演じないと始まらない。そういう意味で打ってつけの配役。
確かに綺麗過ぎますね、下町の風情も渋谷のトイレも、、。
ファンタジーだと思いました。
そうすると些細なことは気にならなくなります。遠い昔に観た「ベルリン天使の詩」をなんとなく思い出したり。役所さんの背中に羽がないか探しましたよ^_^