私が日々大事にしていること＝今というこの瞬間瞬間を大事に楽しむこと。父親が6年前に亡くなってから毎日後悔ないように精一杯過ごすと決めた。そんな私にピッタリの映画。思いっきり外で深呼吸して気持ちいいって思うこと、今日の空はどんな様子か見上げること、風の音や小鳥のさえずりを聞いたり、光や影をみてリラックスすること、植物に霧吹きしている時の瞬間や帰宅時に鍵置き場に鍵を戻した時の音で落ち着くこと……そうゆう日常の中で、自分の好きな瞬間とおんなじ瞬間がいっぱい詰まった作品でした🫶
逆に、私にマネの出来ない規則正しいルーティン！！これを毎日繰り返している平山さんがすごくて憧れ以上の尊敬の域だった。毎回出る影の映像は、毎日の平山さんからみた世界で、今日の世界はどんなんだろうって、毎日覗ける楽しみもあり、アートのような作品でもありました🌳✨
そして、平山さんの家族や捨ててきたであろう過去については多く語ってないのがまた良い！自分なりに想像しただけでも、世界の違う妹との別れ際のあの涙は、ものすごくつらかった…😢
また、周りの人の良いところを見て微笑んだり、涙を流すことのできる平山さんのラストの涙には、胸が張り裂けそうでした。今目の前に最高の夕陽と最高の音楽で感動する自分と、一方で嫌でも時は止まらずに過ぎて行き、その先には「死」が待っているという現実を前日に目の当たりにしたため、それを思いながらなんとも言えない孤独感が生まれたんだと思うし、この世界のうち自分なんてちっぽけな人間だなとも思ったのかも…その悲壮感漂う表情は呼吸が苦しくなるくらい泣いてしまった…（私なりの解釈）
役所さんの演技が好きすぎて、思い出しただけでも泣ける…
去年観ていたらきっと1位にしたと思うし、人生の中でこの作品はまた繰り返し観たいと思える最高の作品でした🥹❤️🔥
