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PERFECT DAYSのkazuoのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.0
トイレ清掃員の日常を描いた、渋谷を舞台にしたヴィム・ヴェンダース監督の作品。
ヴェンダース監督の作品って実は2011年に公開された「パレルモ・シューティング」が初鑑賞で、これが凄く面白かったので以後に日本公開された作品はほとんど観ているんだけど、レトロスペクティヴする事なく過去の著名な名作と言われる作品は全然観てないんですよね😓
なので近年の作品だけだけど、基本どれも面白くて印象に残る作品。
…なんだけどドキュメンタリーは2作品観てどちらも睡魔との壮絶な戦いだったという…😓
で今作、序盤はドキュメンタリーの方の味わいで、もちろん私は睡魔と戦うことになり…
だったんだけど、柄本時生演じる清掃員の同僚が登場した辺りから凄く面白くなって、ここから色々な人と関わるんだけどなんかロードムービーの趣があって、まぁ環状線をぐるぐる回るタイプだけど😅とても楽しく鑑賞出来ました。
あと序盤はドキュメンタリーな味わいって書いたけど、役所広司演じる平山の存在はどこか浮世離れした聖人チックでファンタジーなキャラクター。
…だったんだけど後半は感情を見せ人間らしさを感じさせるのも良かったなー😊
そして時の積み重ねや人生を表情だけで表現したあのラスト…
やっぱりヴィム・ヴェンダースはいいね☺️
あっ、もちろん役所広司も!
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