かるがも

PERFECT DAYSのかるがものネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

【ストーリー】5/5
【映像】4/5
【音楽】5/5
【役者】5/5
【没頭性】4/5
【独創性】5/5
【中毒性】5/5
【メッセージ性】5/5
【キャラクター】5/5
【全体的】5/5

こんなにセリフのない映画を初めてみた。ただ、それで何か色々伝わって来るのは役所広司の凄さなのだと思う。
トイレの清掃員として働く平山は仕事の日も休日の日も同じようなルーティンで過ごしていた。それを姪っ子が突然訪れたり後輩が突然仕事を辞めて遅くまで働かされることになったり、邪魔されるのは非常に嫌だったのだろう。
毎日同じように過ごすのって凄く退屈なように感じて私自身は結構耐えられない。でも、1日1日は同じようで違っていて、平山は昼休みにその一瞬しかない木漏れ日を取るのが好きだったから毎日が同じだと感じていなかったのだろう。今度は今度、今は今というセリフが印象に残った。
毎日仕事に追われていると、何か退屈に感じたり窮屈に感じたりするが、周りに溢れる違いを感じ取れれば少しは充実した気分を味わえるということを教えてもらえた気分になった。
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